マーケティングコミュニケーションコラム
WEBCASトップ > マーケティングコミュニケーションコラム > LINEマーケティングコラム一覧 > 【解説】LINE公式アカウントからの「パーソナライズメッセージ配信」のやり方
LINE
こんにちは。LINEメッセージ配信システム「WEBCAS taLk」のマーケティングチームです。
今回のテーマは「LINE公式アカウントからのパーソナライズメッセージ配信について」です。
今や私たちの生活に欠かせないコミュニケーションツールとなったLINE。近年多くの企業がLINEのアカウントを開設し、自社のプロモーションに役立てています。今回は、「もっと効果を上げられないだろうか」と悩んでいる担当者様に、“LINE公式アカウントからのパーソナライズメッセージ配信”で他社に差をつけるアイデアをご紹介します。
※本記事はLINE社のサービス変更に伴い、2019年4月18日に一部内容を修正して公開しています。
LINEアプリの月間アクティブユーザーは7,900万人を超え、日本の人口の62.3%をカバーするまでになりました(LINE社調べ、2018年2月末時点)。昨今では、企業がLINEを自社のプロモーションツールとして活用する機運が高まっています。
従来LINEの企業向けアカウントには、LINE@、公式アカウント、LINEビジネスコネクト、カスタマーコネクト等のサービスがありましたが、2019年4月18日にすべてのアカウントが「LINE公式アカウント」に統合されました。LINE公式アカウントには「プレミアムアカウント」「認証済アカウント」「未認証アカウント」と3種類のアカウントタイプがありますが、いずれのタイプにおいても以下の機能を利用できます。
「LINE公式アカウント」は、月額無料の「フリープラン」、月額5,000円の「ライトプラン」、そして月額15,000円の「スタンダードプラン」にわかれており、各プランにおいて、無料で配信できるメッセージ通数と追加メッセージの従量料金に差があります(利用できる機能に差はありません)。
LINEのMessaging APIとは、LINEのメッセージ送受信システムと利用企業のシステムをAPI経由でつなげることで、利用企業とユーザーの柔軟なコミュニケーションを実現するサービスです。
LINEもメルマガやFacebook同様、参入する企業が増えれば増えるほどユーザーは多くの通知を受け取るようになるため、「読まれる工夫」をしなければ他のメッセージに埋もれて開封率が下がってしまったり、ブロックされてしまったりする危険性があります。Messaging APIを使えば、単なるメッセージの一斉配信だけでなく、既存データベースと連動した「ユーザー一人ひとりに最適化したパーソナライズメッセージ配信」が可能となり、より効果の高いLINEマーケティングが実現します。
公式アカウントでは、基本機能に「セグメントメッセージ配信機能」が含まれています。この機能と、Messaging APIを活用した「パーソナライズメッセージ配信機能」は、どう違うのですか?
公式アカウントの基本機能でセグメント可能な属性は、【性別・年代・居住地(都道府県まで)・利用しているOS・友だちになってからの期間】の5種類のみです。さらに、これらの属性はLINEが保有するユーザ行動データを元にした「みなし属性」であり、ユーザが自ら登録した確実なデータではありません。
それにひきかえ、Messeaging APIを活用したパーソナライズメッセージ配信は「自社で獲得・保有しているデータ」を活用するため、正確な顧客属性や行動履歴を元にしたメッセージ配信が可能です。また、自社商品に関連したピンポイントなデータを活用できる点も大きな魅力です。
1つ目の手法は、友だち全員に同じメッセージを一斉配信するのではなく、一人ひとりにパーソナライズされたコンテンツを届ける「属性別メッセージ配信」です。
たとえばメッセージの冒頭にお客様の名前を差し込んだり、“30代の女性のみに響く専用コンテンツ”を配信したりするなど、「自分宛てのメッセージだ」と思わせることで顧客満足度向上や購買意欲・来店意欲を促進する手法です。このような属性別メッセージ配信は、システム的な作りこみは必要ですが、一斉配信と比べると開封率アップやコンバージョン率アップなど、高い効果が見込めます。
2つ目は、自社のロイヤルユーザーを把握し、限定情報や割引クーポン、スタンプなど特別なコンテンツを配信する手法です。
LINEの友だちの中には、たとえば自社ECサイトを高頻度で利用してくれる顧客も含まれている可能性があります。そのようなアクティブ会員かつLINEの友だちになっているユーザーは、おそらく貴社の商品やサービスに魅力を感じている大切なお客様です。せっかくなら、「そのロイヤルユーザーが誰なのか」を把握したいと思いませんか。ロイヤルユーザーに対して会員属性や購買履歴に応じた特別なメッセージを送信すれば、さらに貴社のファンとして定着してくれるはずです。
3つ目は、たとえば「お気に入り商品の値下げ通知」や「再入荷お知らせ通知」など、ユーザーの行動に基づいた情報をリアルタイムでお知らせする手法です。
これらの通知は企業側から一斉配信するセール情報やクーポンとは違い、ユーザーが自分の意思で「お気に入り」等に登録した商品に関する最新情報です。そのためユーザーが心待ちにしているケースも多く、クリック率は80%近くなることもあります。
4つ目は、「会員登録日」や「初回購入日」などの日付を起点に、〇日前/〇日後にはこのメッセージを送る…等、事前に組んだシナリオ通りにLINEを自動配信する手法です。たとえば、以下のような施策例が挙げられます。
・会員登録2日後から、順次初回購入促進メッセージを配信
・サンプル請求者へ定期購入引き上げフォロー
・資料請求者へのアンケート依頼・フォローアップ
・誕生日3日前にお祝いクーポン送付
・クーポン有効期限のご案内
最後に、5つ目はユーザーのWebサイト内の行動履歴や購買履歴を元に、パーソナライズしたオススメ情報(レコメンド情報)を配信する手法です。これは、メールマーケティングのソリューションのひとつである「レコメンドメール」をLINEに応用したものです。
当社WOW WORLDでは、ある大手ECサイト様に協力いただき、レコメンドメールの実証実験を行ったことがあります。HTMLメール内にあるコンテンツの中に「従来の商品情報(ECサイト運営者側からの全体オススメ情報)」と、「レコメンド情報」をそれぞれ差し込んでメール配信したところ、「従来の商品情報」の下に差し込んだ「レコメンド情報」は、6.8倍というクリック率を実現しました。
上記はレコメンドメールの実証実験ではありますが、伝達手段がメールからLINEに変わっても、同じように高い効果が得られると考えられます。
上記でご紹介したような属性別配信やロイヤル顧客向け配信、値下げ商品の通知、フォローアップ配信、レコメンド配信などの“きめ細かいLINEメッセージ配信”は、LINE社が提供している開発ツール「LINE Developers」のMessaging APIを利用して自社開発を行い、自社で保有している会員データとLINEの友だちをつなげることで実現できます。
なお当社WOW WORLDでは、自社開発なしでLINEのOne to Oneメッセージ配信を可能にする、「WEBCAS taLk(ウェブキャス トーク)」を提供しています。ご興味がございましたら、お気軽にご相談ください。
LINE配信システム「WEBCAS taLk」の特徴、機能詳細、料金など、
詳細資料(PDF)をご確認いただけます
LINEマーケティングで他社と差をつけるには、一人ひとりに個別最適化したメッセージを送ることが有効です。LINEを使ったプロモーションに本気で取り組みたい!効果的なメッセージを配信してユーザーの気持ちを動かしたい!と考えている担当者様は、本コラムでご紹介したメッセージ配信に取り組んでみてください。
LINE配信システム「WEBCAS taLk」の特徴、機能詳細、料金など、
詳細資料(PDF)をご確認いただけます
●こんなコラムも読まれています
マーケティングコミュニケーションコラム最新号をメルマガでお知らせ!
WEBCASトップ > マーケティングコミュニケーションコラム > LINEマーケティングコラム一覧 > 【解説】LINE公式アカウントからの「パーソナライズメッセージ配信」のやり方