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こんにちは。メール配信システム「WEBCAS e-mail」のマーケティングチームです。
今回のテーマは「ニュースレターについて」です。
ニュースレターとは、企業や団体が、主に顧客へ向けて定期的に送り届ける刊行物を指します。ニュースレターを継続的に届けることで自社のファンになってもらい、長期的な関係性を構築する目的があります。ニュースレターは、メールでの配信とDMなど紙媒体の郵送がありますが、近年ではメールでニュースレターを配信する企業の方が多いのではないでしょうか。
この記事では、企業や団体がメールでニュースレターを配信するメリットに加え、メールマガジンやニュースリリースとの違い、読みたくなるニュースレターを作るコツを解説します。また、ニュースレターでおすすめのネタ4選もご紹介しているので、ニュースレターの配信を検討している担当者の方は、参考にしてください。
ニュースレターとは、企業が自社に関する情報や話題を定期的にメールやDMで配信するマーケティング施策の一つです。ニュースレターを配信する主な目的は、顧客のファン化、顧客との継続的な関係構築や、企業のブランドイメージの向上になります。
メールマガジン(メルマガ)には、大きく分けて2つの種類があります。
1つ目は、企業のサービスや商品を宣伝して資料請求や商品購入につなげる「行動喚起」のためのメルマガです。例えば、「キャンペーン実施中!」「SALE開催中!」「クーポン配布中!」などのコンテンツを用いたメールマガジンは誰もが想像しやすいと思います。
2つ目は、ブランド力の向上や、顧客との長期的な関係性を築くためのメルマガです。例えば、業界の最新ニュースや商品開発の裏話、読者の役に立つコラムなど、「読み物コンテンツ」がメインになります。メール形式のニュースレターは、この2つ目のメルマガとほぼ同義と捉えてよいでしょう。
ニュースリリースとは、企業や組織が自社のサービスや商品など、顧客への露出前のニュースを公表するための報道発表資料です。ニュースリリースやプレスリリースは、公式が発表する「最新情報」であるのに対し、ニュースレターでは必ずしも最新の情報を発信する必要はありません。
ダイレクトメール(DM)とは、企業から顧客に向けて送る広告のことです。一般的には郵送される広告物のことをいいますが、広義では郵便のほかに電子メール(メルマガ)やFAXを含めてダイレクトメールと呼ぶこともあります。
いずれにおいても商品やサービスを宣伝し、顧客に申し込みや資料請求、購入などの行動を起こしてもらうために利用されます。
ニュースレターを配信することで得られる主なメリットを解説します。
ニュースレターは、継続的に配信することで顧客から覚えてもらえるというメリットがあります。また、定期的な情報提供とあわせて企業の専門性や独自性、業界の最新の動向を伝えることも可能です。
これにより、企業に対するイメージアップが期待でき、顧客がファンへと変わることも期待できます。
ニュースレターのコンテンツのクオリティは、企業のブランドイメージに大きく影響を及ぼします。コンテンツの質が高いニュースレターを配信することで企業への評価や好感度が高まり、「この企業のブランドが好き」「次もこのブランドのサービスや商品を購入したい」と思ってもらえる可能性が高まります。
ニュースレターには、大きく分けて3つの種類があります。それぞれの特徴について解説します。
記事・ブログ型は、特定のテーマを深堀りするタイプのニュースレターです。自社の商品情報、商品の開発秘話、社員へのインタビューなど、企業や商品・サービスに関する背景やストーリーを知ってもらうことで、ファンづくりのきっかけになります。
コンテンツのボリュームが多いため、ニュースレターのメール内にすべて記載するのではなく、自社のブログやオウンドメディアに誘導する方法が一般的に使われています。
キュレーション・トレンド型は、SNSやメディアで話題になっている時事ネタや季節ネタを取り入れて作成する形式です。インターネット上にあるさまざまな情報をまとめる、キュレーションサイトに似た形式といえるでしょう。トレンドや季節ネタを要約して配信することで、顧客側は効率的に最新情報を得られます。トピックの選定や解説にて、企業の専門的な見解を入れて差別化をはかるなどの工夫をすると良いでしょう。
ニュース型は、企業や組織の新たな活動を紹介するため使用される形式です。新商品の発表をはじめ、イベントやキャンペーンの前後に配信することが多く、イベントに対する興味や関心、認知度の向上が期待できます。例えば、「イベントレポート」としてイベント会場の様子を伝えたり、写真や動画をSNSの公式アカウントに投稿したりYouTubeにアップしたことをお知らせしたりします。
ニュースレターには、どのような話題を入れるべきでしょうか?ここではおすすめのネタを4つに分けて解説します。
世間で話題になっているテーマに絡めた内容は、顧客からの関心度が高くなります。例として、以下のようなコンテンツが挙げられます。
従業員紹介は、人を介して自社の魅力や企業理念を伝える目的で活用できます。企業のサービスや商品に情熱を持った従業員を紹介することで、顧客に親しみを感じてもらえることが期待できます。例として、以下のようなコンテンツが挙げられます。
商品・サービスの周年記念のタイミングも、ニュースレターの配信に適しています。世間にあまり知られていない、開発秘話や意外性のあるエピソードを配信しましょう。その際、社会背景を反映した情報を追加することが重要です。例として、以下のようなコンテンツが挙げられます。
自社商品やサービスを実際に使った感想を「お客様の声」としてニュースレターで配信する方法もあります。ポジティブな声や成功事例は、顧客に興味と安心感を与える効果があります。また業界の動向を示す手段として、メディアから注目される可能性もあるでしょう。なお、お客様の声はストーリー形式で伝えると効果的です。例として、以下のようなコンテンツが挙げられます。
ニュースレターは、以下の手順に沿って作成しましょう。
配信する目的やゴールを明確にしましょう。目的やゴールを設定することは、配信内容や配信頻度を決めるための重要な基準になります。なお、ゴールを決める際は、メールの開封率や返信率などの「KGI(経営目標達成指標)」、メールの送付数や関わった従業員数などの「KPI(重要業績評価指標)」を設定するのがおすすめです。
これらの指標を決めておくと、実際にニュースレターの配信によって目的を達成できたのかを効果測定しやすくなります。
次にニュースレターのテーマを決定します。テーマを決める際の判断基準は、以下の2点です。
ニュースレターの購読を継続してもらうためには、コンテンツの質が重要です。そのため、ある程度時間と手間をかけてでも質の高い情報を集めましょう。「読んでよかった」、「また読みたい」と思ってもらえるコンテンツづくりを心がけることが大切です。
顧客に「読みたい」と思ってもらえるニュースレターを作るには準備が必要です。以下のポイントはおさえておきましょう。
ニュースレターは、継続的に配信できる仕組みを整えることが重要です。数回の配信で終わらないよう、できればテーマと配信スケジュールに関しては四半期計画や年間計画を立てておきましょう。
コンテンツの質がどれだけ高くても、そもそも顧客に必要とされている内容でなければ意味がありません。どのようなテーマに興味関心があり、何を求めているかを把握し、コンテンツに反映することが重要です。そのため、ニュースレターの配信後は開封率やクリック率などの効果を測定・分析し、改善に役立てることが大切です。
顧客に「この企業のニュースレターは読んでいて面白い」と思ってもらうには、オリジナル性が必要です。毎回オリジナルコンテンツを作成するのは簡単ではありませんが、例えば従業員ならではの目線や専門性の高い情報、自社ならではの情報を取り入れることで「次も読みたい」と思ってもらえるニュースレターになるでしょう。
ニュースレターを配信する際に、少なくとも以下の2点には注意が必要です。
特定電子メール法は、迷惑メールを規制するための法律です。企業をはじめ、営利目的とする団体や個人が宣伝目的で電子メールを配信する際に適用されるもので、メールで配信するニュースレターも例外ではありません。特定電子メール法で禁止されている送信の主なものは、以下のとおりです。
これまで述べた通り、ニュースレターは長期的に顧客との関係を継続していくものであり、短期間に集中して接触する施策ではありません。ニュースレターを頻繁に配信することで顧客に「しつこい」「迷惑」と思われブロックされてしまう可能性もあります。ニュースレター配信後の効果測定にて、メールの開封率やクリック率の数値を確認し、適切な配信頻度にすることを心がけましょう。
ニュースレターを手軽かつ効率的に配信するには、メール配信システムの利用がおすすめです。以下より、メール配信システムの選び方について解説します。
メール配信システムの選定には、少なくとも以下4つのポイントをクリアしているかどうかを確認しましょう。
メール配信システムでまず確認しておきたい点は、一斉配信や大量配信に問題なく対応できるかどうかです。システムによっては配信完了までに多くの時間を要するケースもあります。また、配信数によってコストが変わるケースもあるので、事前に大まかな配信数を把握して確認することが必要です。
Google社の新たな「メール送信者のガイドライン」では、Gmailアカウント※に1日5,000件以上メールを送信する送信者に対し、以下3点が義務付けられています。
※ドメインがgmail.com またはgooglemail.comとなる個人のGoogleアカウント
ガイドラインに沿った対応をおこなうことで、Gmailアカウントにメールが正常に送信、配信されるようになります。DKIM付与や「List-Unsubscribe」ヘッダの付与など対応しているメール配信システムを選定しましょう。
当社が提供するメール配信システム「WEBCAS email」は、Gmailの新しい送信者ガイドラインに対応しています。ご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。
HTMLメールを作成できる「HTMLメール作成エディタ」を標準搭載しているサービスを選びましょう。HTMLメールならレイアウトを自由に組めることはもちろん、文字のフォント、色、大きさなどを変えたり、メールの本文に画像を挿入したりすることができます。HTMLメールは一般的な文字だけのテキストメールとは異なり、デザイン性が高く、ユーザーにイメージを具体的に伝えられます。エディタがあれば、HTMLの知識がなくても簡単な操作で直感的にHTMLメールを配信できます。また、制作会社やデザイナーに依頼していたコストや手間を削減できる可能性があります。
ニュースレターを配信する場合には、前述の通り効果測定をおこない、改善を繰り返すことが重要です。PDCAサイクルを回すために、開封率・クリック率、コンバージョン率、到達率、エラーメールなど、細かく分析できるサービスを選びましょう。また、担当者が使いこなせるシステムを選ぶことも重要です。
ニュースレターは、企業や団体が、主に顧客へ向けて自社に関する情報や話題を定期的に送り届ける刊行物を指します。今回のコラムでは、メールでニュースレターを配信するメリットや手順、コツなどを解説しました。ニュースレターを配信することで顧客との関係性が深まり、自社のブランドイメージの向上が期待できます。ニュースレターを読んでもらうためには、読者のニーズにあわせたオリジナルコンテンツの定期的な配信を心がけましょう。
前述の通り、ニュースレターを配信する場合はメール配信システムの利用がおすすめです。
当社のメール配信システム「WEBCAS e-mail」は、大量のメールを高速・確実に配信できることに加え、使いやすいHTMLメール作成エディタを標準搭載しています。
さらにGmailの新しいメール送信者ガイドラインに対応しており、「List-Unsubscribeヘッダ付与機能」も標準搭載しています。ニュースレターの配信についてのご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
特徴、機能一覧、料金プランなど、メール配信システムWEBCASの詳細資料(PDF)をご確認いただけます
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