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WEBCASトップ > マーケティングコミュニケーションコラム > メールマーケティングコラム一覧 > 開封率をあげる!メルマガタイトル(件名)作成の基本原則4Uから効果測定まで解説。サンプル集もご紹介
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こんにちは。メール配信システム「WEBCAS e-mail」のマーケティングチームです。
今回のテーマは「メルマガのタイトル(件名)について」です。
メルマガタイトルは、読者がメールを開封するかどうかを決める、最初の接点です。毎日受信する多くのメールの中から開封してもらうには、読者の興味を引き、関心を高めるタイトルの作成が必要です。
この記事では、メルマガタイトル作成の基本原則「4U」から、効果測定まで詳しく解説します。実際に使えるサンプル集も紹介しているので、ぜひお役立てください。
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メルマガの効果を高めるうえで、タイトルは特に重要な要素です。以下で、重要とされる理由について詳しく解説します。
一日に何通ものメールを受信する中で、読者はまずタイトルを見て「自分にとって有益な情報が得られるか」でメールを開封するかどうかを判断します。読者に読みたいと思わせる魅力的なタイトルを作成することが、開封率の向上につながる重要なポイントとなります。
メルマガの開封率について、詳しく解説したコラムもご用意しています。ぜひご覧ください。
メルマガの「開封率」とは?
メルマガのコンバージョン率(CVR)とは、配信数に対する「目標の行動を完了した読者の割合」を指します。目標の行動とは、サービスの問い合わせ、商品購入、資料請求などが一般的ですが、メルマガを配信する目的によって異なります。
効果的なタイトルによってメルマガの開封率が上がると、メールの本文内に設定したコンバージョンを確認する母数が多くなります。そのため、コンバージョン率の向上も期待できます。
それでは、読者が読みたくなるメルマガタイトルはどのように考えればよいのでしょうか。ここでは、基本原則「4U」について詳しく解説します。
「4U」とは、アメリカのマーケターであるマイケル・マスター氏が提唱したもので、有益性、緊急性、具体性、独自性の4つの要素を指します。読者の関心をひくために有効な要素であるため、メルマガのタイトルは「4U」を考慮して作成しましょう。
メルマガタイトルにおける有益性は、読者がメールを開封する価値やメリットを意味します。メルマガの開封で得られる内容を明示することで、読者の興味が引きやすくなります。例えば、「読者限定プレゼント配布」「今すぐ使える◯◯円クーポン」といったオファーのほか、お役立ちコンテンツの紹介など、読者が得だと感じる情報をタイトルの先頭に入れましょう。
メルマガにおける緊急性とは、今すぐメルマガを開封すべき理由を訴えることです。メルマガの開封率は、送信後1〜2時間でピークに達します。「今すぐ開封しないといけない」と、読者に意識させる施策をそのタイミングで実施することが重要です。例として「期間限定セール」「タイムセール情報」などが挙げられます。
メルマガにおける具体性とは、メルマガに何が書かれているのか、具体的に明記することです。内容が不明な怪しいメールは開封されにくいため、おすすめしません。具体性を出すためには、数字や事実、属性などを盛り込むとよいでしょう。「◯月◯日に実施決定」「リピート率〇%」などが一例です。
メルマガにおける独自性とは、他のメルマガにはないユニークなタイトルにすることを指します。読者は多くの企業からメルマガを受け取っているため、他社と差別化を図ることが大切です。他社のメルマガにはない、自社ならではのタイトルを考えましょう。
「◯◯を実現した弊社のノウハウを公開」「◯◯専門家が教える、◯◯を成功に導く秘訣」などが例として挙げられます。
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メルマガの開封率を高めるためのタイトル作成のコツについて、基本原則「4U」をベースにしつつ解説します。
人間が一度に知覚できる文字数が13文字程度だと言われる「13文字の法則」がありますが、メルマガにおいても先頭10〜15文字に重要事項を書くことが開封率を高めるポイントとなります。
タイトルにキラーワードや数字を使うと、受け手にインパクトを与えられます。メルマガにおけるキラーワードは「新発売」「無料」「新着」「限定」「話題」などです。また、「0円」「先着100名」のように、具体的な数字を入れる方法もおすすめです。
メルマガの開封率を高めるためには、企業目線ではなく、読者が求める有益な情報をタイトルに入れることが重要です。例えば、サービス名やセミナー名などを強調しても、読者はその有益性を判断できません。読者が関心を持つのは、名称ではなくサービスやセミナーで得られる価値です。
メルマガの開封率を高めるためには、読者に応じてタイトルをパーソナライズ化することも大切です。読者の興味やニーズに合ったタイトルは何であるかを検討しましょう。
また、タイムリーな情報提供もパーソナライズにおいて重要です。例えば、自社ECで洋服を購入した顧客に対し、一週間後にその洋服のコーディネート例をメルマガで送るなどの施策が考えられます。
ターゲット層に特化した言葉選びは、メルマガの開封率を高める重要なポイントの一つです。企業側だけが理解できる専門用語をタイトルに使うと読者に伝わらない恐れがあるため、避けましょう。特に、情報やノウハウを発信するメルマガでは、読者の知識や好みに合わせた言葉選びが重要です。簡単でわかりやすい言葉や表現を用いましょう。
メルマガのタイトルを問いかけ形式にして、読者の関心を引く方法もあります。読者が自身の状況と重ねて考え、共感すれば、「メルマガを読むことで解決できるかも」と感じてもらえるでしょう。ただし、問いかけ形式を多用すると印象が薄れ、新鮮さやインパクトが失われるため、使用頻度には注意が必要です。
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実際に使えるメルマガタイトルのサンプル集を5つピックアップし、紹介します。
有益性を強調したタイトル例は、以下のとおりです。
緊急性をアピールするタイトル例は、以下のとおりです。
数字や具体例を使ったタイトル例は、以下のとおりです。
読者を特定するタイトル例は、以下のとおりです。
共感を引き出すタイトル例は、以下のとおりです。
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ここからは、実際にメルマガタイトルを作成する際の手順について解説します。
メルマガタイトルを作成する際には、まずはターゲットを設定しましょう。例えば、無料会員と有料会員では、それぞれ異なるニーズや課題があります。誰にメルマガを開封してもらうのかを考え、そのターゲットが興味を持つタイトルを作成することが重要です。
ターゲットが決まったら、伝えたいメッセージを明確にします。例えば、Webマーケティングツールを紹介する際には「マーケティング担当者」「SEO対策」「広告運用の効率化」などの要素が考えられます。伝えたい内容を整理するには、メルマガの要約を作成しましょう。
伝えたいメッセージを明確にしたら、タイトルの構成を最適化します。伝えたいメッセージや訴求ポイントを、タイトルの先頭に配置することが重要です。重要な要素を優先して伝え、他の要素は自然な流れで文章に組み込みましょう。
タイトルの構成を最適化したら、不要な要素を削除し、整理しましょう。訴求ポイントをわかりやすく伝えるためにも優先順位の低い要素は削除し、適切な長さのタイトルに調整します。
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メルマガの開封率を高めるためには、プリヘッダーも重要なポイントとなります。プリヘッダーとは、メールボックスの一覧画面で件名の下に表示されるテキスト部分です。読者はメルマガのタイトルのほかに、プリヘッダーに書かれてある内容を見て「自分に有益な情報かどうか」を判断するため、プリヘッダーはメールの開封に影響する重要な要素の一つと言えます。
当社が提供するメール配信システム「WEBCAS e-mail」では、HTMLメールのプリヘッダーが設定できます。プリヘッダー設定機能を活用することで、メルマガタイトルでは表現しきれなかった情報を補足することが可能となり、開封率の向上が期待できます。
また、プリヘッダーを設定していないと、メール冒頭に設定されたテキストや、画像の代替テキスト(ALT)が自動で表示されてしまいます。意図しないテキストが表示されることを防ぐためにも、プリヘッダーを設定すると良いでしょう。
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昨今、iOS15のメールプライバシー保護機能などの影響から、メルマガの正確な開封率データが取りにくくなっています。とはいえ、メルマガを効果的に配信するためには、効果測定が重要です。ここでは、具体的な方法について解説します。
メルマガの開封率を測定する際には、配信ツールの使用がおすすめです。配信ツールを使用すると、複雑な設定なしで簡単に測定できるうえ、配信効果を細かく分析できます。開封率と併せてクリック率やコンバージョン率を分析することで、メルマガ全体の効果改善が可能になります。
WEBCAS e-mailなら、配信したHTMLメールの開封数、開封率をリアルタイムに計測することが可能です。
メルマガタイトル配信後、定期的にテストを実施することも大切です。特にA/Bテストの活用がおすすめです。A/Bテストは、異なるメルマガタイトルの効果を比較し、どちらがより高い開封率を記録するかを分析する手法です。
効果測定の結果をもとに、改善を図ることも重要です。分析だけで満足するのではなく、結果を参考にKPIを設定し、その目標をどうすれば達成できるのかPDCAサイクルを回し、メルマガを配信しましょう。
メルマガタイトルは、開封率や開封後のコンバージョン率に大きく影響します。日々多くのメールを受信する読者にとって、メルマガのタイトルは「自分にとって有益な情報が得られるか」を判断するカギとなります。
読者に開封されるタイトルを作成するために、基本原則「4U」を意識し、サンプルを参考にしながら手順に沿って考えてみてください。読者にとって魅力的なキーワードや数字を使用したり、パーソナライズしたりすることで、開封率とコンバージョン率を向上させましょう。
また、前述した通り、プリヘッダーの設定も開封率を高めるために有効です。
当社WOW WORLDが提供するメール配信システム「WEBCAS e-mail」は、メルマガ作成・配信・分析に必要な機能を多数備えており、プリヘッダーの設定も簡単に行うことが可能です。大量高速配信性能はもちろん、使いやすさ、手厚いサポートに加え、既存のデータベースや外部システムとの連携にも強みがあります。メルマガ配信をご検討の際には、ぜひお問い合わせください。
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