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会員限定のログイン認証アンケートで高セキュリティを確保

主婦の友図書株式会社

主婦の友図書株式会社様

出版関連の物流サービスをはじめ、情報システム支援事業などを展開

「経産省から受託したアンケート実施のためWEBCASを選定。クローズド環境に強く、自治体の利用実績も豊富な点を評価しました。今後は読者アンケートにも活用したいです。」

  • 開発部 開発二課高久田 布人様
  • 開発部 開発二課秋山 実弥様
  • アンケート
  • 流通・小売
  • アンケート調査

主婦の友図書株式会社(以下 主婦の友図書)は、当社アンケートシステム「WEBCAS formulator」のクラウド版を導入し、経済産業省から受託した調査業務を実施されました。今回は、アンケートシステムの導入と運用を担当された、同社開発部 開発二課 係長の高久田 布人様(写真左)および 秋山 実弥様(写真右)に「WEBCAS」導入の経緯や活用内容、導入効果等について詳しく伺いました。

主婦の友図書の事業について

ー主婦の友図書様の事業についてお伺いします。

当社は、出版社である株式会社主婦の友社(以下 主婦の友社)の子会社で、同社を中心とした各出版社の物流・事務の代行サービスや、各種情報システムの開発・運用・販売を行っています。ほかにも、問い合わせ対応支援業務などを通し個人のお客様への対応も行っています。そのため当社では、出版社、取次業者、書店、消費者にわたるまで、出版業界の流通全体に関わるビジネスに携わっています。

出版関連の物流サービスをはじめ、情報システム支援事業などを展開

出版関連の物流サービスをはじめ、情報システム支援事業などを展開

「WEBCAS」導入の目的・用途について ~経済産業省より受託した調査事業に活用~

ー「WEBCAS」導入の目的、ご活用用途についてお聞かせいただけますか。

当社が経済産業省の委託事業に参画したことがきっかけです。この調査は、地域の文化である書店が減少している現状を打開するため、業界でネックとなっていた「物流リードタイム」の現状を把握することを目的としています。ここで言うリードタイムとは、書店がお客様から注文を受けてから、商品が書店に届くのにかかる時間のことです。
当社は、全国の書店様がインターネット経由で複数出版社の書籍の注文が行えるWebサイト「共同net」の運営に携わっており、全国書店とのネットワークを形成しています。その関係でこの調査業務に参加することとなりました。実際の実施期間は、2011年9月末から10月末にかけて実施しており、そのWebアンケートのシステムとしてWEBCASを活用しています。

書店会員向け書籍注文サイト「S-BOOK.net」

書店会員向け書籍注文サイト「S-BOOK.net」

書店会員向け書籍注文サイト「S-BOOK.net」

ー「WEBCAS」を採用された経緯をお聞かせ下さい。

当社はWebアンケートを実施したのは初めてではありません。約5年前、スタンドアローン(PCインストール型)のWebアンケート作成ソフトでアンケートを実施していました。ただそのソフトは今のOSには非対応だったため、今回新たにアンケートシステムを選定することになりました。 そこでインターネットでアンケートシステムを調査したところ、現在の主流はASPサービスだということで、数あるASPサービスの中から、「我々の要件にマッチして、機能が最も優れている」と感じたWEBCASに問い合わせさせていただきました。

WEBCASは機能が最も優れており、我々の要件にマッチしていました

WEBCASは機能が最も優れており、我々の要件にマッチしていました

WEBCASは機能が最も優れており、我々の要件にマッチしていました

「WEBCAS」導入の決め手 ~クローズドアンケート機能とセキュリティ~

ー 特に、「WEBCAS」にしようとした決め手をお聞かせください。

決め手は大きくわけて2点です。

1. クローズドアンケートが実施できる

今回のアンケート企画は一般公開しない「クローズドアンケート」として実施する必要がありました。その理由は、仮に「巨大掲示板等でこのアンケートが広まってしまい、望まないアンケート回答が来てしまう」などのリスクを回避したかったからです。そのため、本アンケートは書籍注文サイト「S-Book.net」にログインした方だけがアクセスでき、しかも二重回答等が出来ないような運用を考えていました。WEBCASはクローズドアンケートに強く、高度なセキュリティ下で運用出来るところが、今回私どもが想定していた運用にマッチしていました。

2. 自治体での利用実績が豊富

アンケートデータは、個人情報をはじめとして、いわば「重要情報のかたまり」なので、当社は、Webアンケートシステムのセキュリティや信頼性を重視していました。その点WEBCASは、セキュリティや安定性へのチェックが厳しい自治体や官公庁への導入実績が豊富だったため、安心して利用できました。

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約1,500件のサンプル数を獲得。”濃い”回答も数多く収集

ーそれでは、今回のアンケートの内容を簡単にお聞かせ下さい。

サンプル数(アンケート回答数)は多ければ多いほどよいので、「回答者全員に500円のクオカードをプレゼント」というインセンティブを設け、毎週会員の皆様に告知メールを配信しました。
アンケート対象者は、書店会員向け書籍発注サイト「S-BOOK.net」ユーザーの書店担当者様です。「S-Book.net」は1書店に1IDをお渡ししていますが、「S-BOOK.net」にログインできた書店様は1回だけアンケートに回答できるようになっており、重複回答はできないようWEBCASで設定しています。
アンケート設問は、1ページが長すぎると飽きてしまうだろうということと、書店運営業務の合間に回答頂くため、ページを分け過ぎても面倒だろうということで、個人情報を伺うフロントページと、アンケート設問を2ページ作成しました。設問は、書店の特徴から書籍の注文状況、配送にかかった日数等をはじめ、発注サイトで提供する情報の活用状況や使い勝手、書籍の注文や発注サイトへの意見を受け付けるフリーアンサー項目といった、50問近くの設問を用意しました。

書店会員限定アンケートのイメージ

書店会員限定アンケートのイメージ

ー実施されていかがでしたか。

集まったサンプル数は1,469件となり、1,500件近い回答を得ることができました。中でも特筆すべきはフリーアンサー(自由記入項目)の数です。670件近くのフリーアンサーが得られ、 大変“濃い”情報が収集出来ました。

アンケート実施後の分析・集計・レポート作成も自由自在

ー「WEBCAS」をお使いになられていかがでしたか。

非常に高機能で、色々なことが出来て便利でした。複雑なWebアンケートも、自分で作成できてしまうので、「自分で作った」という実感でき楽しかったです。

また、WEBCASの集計・分析機能を、以前使っていたシステムと比較すると、以前のシステムはクロス集計する際、細かな制約が多かったのですが、WEBCASでは非常に柔軟にクロス集計※が行うことが出来ました。シングルアンサーもマルチアンサーも、縦軸・横軸を設定して管理画面上で簡単に分析できるので、使い勝手が良かったです。

多少複雑なアンケートも自分で作れるので、達成感がありました

多少複雑なアンケートも自分で作れるので、達成感がありました

多少複雑なアンケートも自分で作れるので、達成感がありました

行・列のそれぞれの項目をプルダウンで選択し、「集計」ボタンを押すだけ!

行・列のそれぞれの項目をプルダウンで選択し、「集計」ボタンを押すだけ!

【エイジア(現WOW WORLD)注】
WEBCAS formulatorのクロス集計機能では、管理画面上でアンケート設問の行列を入れ替えて、様々な角度で簡単かつリアルタイムに集計・分析することが出来ます。

生のデータもCSVですぐダウンロード出来ますし、「今回は自由記入項目だけ取り出したい」という場合も、分析したい項目だけ選んでダウンロードできるところも便利でした。今回の業務ではレポート作成も行いましたが、WEBCASはレポート作成も全く違和感なく使えましたし、非常に扱いやすかったです。

また今後、今回のアンケート回答は、業界標準のマスタデータと連携し、さらに深く踏み込んだ分析をしていきたいと考えてます。
アンケート回答は、「S-BOOK.net」のIDと紐づいた形で収集できるようになっています。そのため、今回のアンケートデータと、我々が持っている「チェーン展開している書店」「独立系の書店」といった書店データと突き合わせたうえで、それぞれ書店のカテゴリ別に、傾向をACCESSなどで分析していこうと考えています。

集計・分析・発送作業のイメージ

集計・分析・発送作業のイメージ

今後の展望 ~ノウハウを親会社や出版社への読者向けアンケート提案に活かしたい~

ーありがとうございます。それでは、今後「WEBCAS」をどのようにご活用されていくお考えでしょうか。

おかげさまで、今回のアンケートの実施によりWebリサーチのノウハウが習得出来ました。今後このノウハウを活かし、まずは主婦の友社で抱える読者モニターを対象としたリサーチの運用支援の提案、そして別の出版社様などにも読者アンケートのWeb化の提案をしていきたいと考えております。

ー詳しくお聞かせください。

従来のハガキ等の読者アンケートをWeb化することにより、郵送費や印刷コスト等の削減が図れます。例えば書籍の帯などに、QRコードを仕込んでおけば、モバイルアンケートを実施することが出来ます。
また出版社が雑誌の読者モニターを抱えていれば、読者アンケートハガキよりも有益な情報が得られるのではないかと考えます。従来の方法は、その雑誌などを購入された方や、熱心なファンの方が回答されることが多いでしょう。しかし、出版社にとって、もっと必要な情報は、「雑誌を購入されなかった方」の声、つまり「購入に至らなかった理由」なのではないのでしょうか。その点、モニターがいれば、Webアンケートで「○月号を購入しましたか?」という質問に「No」と回答された方には、購入しなかった理由を伺うことが出来ますし、内容を知らなかった方には今月の特集を知らせることができ、販売機会の創出に繋がります。もちろん、当社で扱うバックナンバーの訴求にもつなげていけると思います。
これは、出版社にとって、メリットのあるソリューションではないでしょうか。

今後エイジア(現WOW WORLD)さんには、上記のような提案、運用支援も含め、色々とご相談に乗っていただきたいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

ーこちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。本日はお忙しいところ貴重なお時間をいただき、どうもありがとうございました。

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主婦の友図書様のお悩みはコレで解決!

ユーザ企業様プロフィール

商号

主婦の友図書株式会社

本社所在地

埼玉県入間郡三芳町みよし台13-10

設立

1975年3月

資本金

5,000万円

URL

http://www.shuft.co.jp/

事業内容

受注業務代行、保管・配送・流通加工業務代行、情報システム保守・運用、情報システム販売、コンサルタント業務

 
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