導入事例
ニフティ株式会社様
「アンケート・Webフォーム作成でWEBCASを導入し、自社構築の手間とコストが大幅削減。技術者以外の担当者も抵抗なくフォーム作成出来るようになりました。」
2008年05月06日掲載
インターネット環境を提供するとともに、生活がインターネットを通じて豊かになるコンテンツや仕組みを提供しているニフティ様には、当社のWEBアンケートシステムWEBCAS formulatorを、部門をまたいで全社的に導入いただいています。
今回は、WEBCAS formulatorの運用をご担当されている、コーポレートコミュニケーション室の中村 吉志様に、WEBCAS formulator導入の経緯や社内での運用状況などについてお話を伺いました。
以前、当社ではアンケートを作ったり、運用したりするシステムを他部署の担当者が作成し、社内で活用していました。しかし、その担当者が退社してしまい、いざシステムを使おうとしてもどのシステムを使えばよいのか迷ってしまったり、そもそもそのシステム自体のセキュリティが万全ではなかったり、というような状況でした。この現状を打開するために、アンケートシステムを新たに構築することになったのです。
そもそも、先ほど申し上げた通り、システム構築した担当者が不在のため、既存のシステムを把握して改修することが自体、難しかったという事情があります。そして、自社開発ですと工数がかかるということが問題でした。クロスサイトスクリプティング脆弱性を改善しなければならなかったので、既存のシステムを改修するのであれば、これを直すためには、それなりの工数がかかることが予測されましたから。パッケージを導入すれば、上記の問題はクリアできますので。
まず価格が手ごろだったということです。誰もが知っている、有名企業さんにも打診はしたのですが、とにかく高額でした。その点「WEBCAS formulator」だと予算内に収まったんですね。また、例えば「WEBCAS formulator」はマーケティングDBなど、複数のデータベースに連携できるようになっているので、拡張性の高さ含め、“いろいろ出来そうだ”という関係者共通の思いがあったので決まったのではないかと思います。私のような運用側としては、管理のしやすさもポイントが高いです。
そうですね、有名企業さんに打診したのですが、やたらと高かった、というのも正直なところなのですが、エイジア(現WOW WORLD)さんぐらいの会社の規模だと“小回り”がききそうだと思ったからだと思います。海外製品を代理店販売しているようなところは、対応に時間がかかったり、融通がきかなかったりして非常に困ったという経験が過去にありましたから。
コーポレートコミュニケーション室 中村 吉志 様
テストは社内の専門の部署で行っています。弊社のサービスは、リリース前に必ずそこのお墨付きを貰うようになっています。内容はホールがあるどうか、負荷に耐えられるか、などを調査するテストで、「WEBCAS formulator」は当社基準のアクセスに耐えたということで、問題がなかったということですね。
まず、単発のキャンペーンですね。キャンペーン期間内にアンケ-トに答えてくれた人の中から抽選で何名かにプレゼント、といった流れのものです。これに関しては、4月前後、新生活がはじまる時期に合わせて色々なプロモーションなどがあり、数がどっと増えます。あとは、当社の各種サービスのお問合せフォームで、お客様のご要望を受け付けています。
社内利用は大きく分けて2つになります。1つはちょっとした従業員アンケート。2つ目は、当社のカスタマーセンターで、どのオペレータがその日は何件回答したか、個々のお問合せ内容やお客様の状況はどうだったかなどの情報を入力させて、日々の業務データを蓄積するような使い方をしています。それ以外でしたら、一般向けに会員が解約する時のアンケートですね。解約の理由は総計のために収集して、データの分析をカスタマーサポートで行っています。
現状、運用に関しては私一人で行っています。先ほど申し上げたとおり、オペレーションを行っている部署は全社にまたがっています。各部署より紙ベースで申請書が回ってきて、私がID・PASSを発行するフローになっています。申請は部署の異動などがある時期にはやはり多くなってきますね。
マルチドメインで言いますと、ドメインはプロジェクト単位で分けています。また、認証に関しては様々です。たとえばID/PASSなどを入力することなく誰もがアクセスできるオープンのアンケート、無料のIDを発行して認証をかけるクローズドアンケート、有料IDのアンケートなど。また社内で使う場合もクローズドのもの、一般のものなどがあります。グループごとに認証をかける・かけないなどと設定して、オペレータに割り振っています。グループは20から30くらいにはなるでしょうか。
現在有効になっているもので、数はざっと200ほどになるでしょうか。編集中・消していないものを含めると3000くらいはあります。導入当初と比べると利用数は3倍ぐらいになり、活発に活用されています。問い合わせがあった場合、こちらでどのアンケートか探す際、アンケートのナンバーが分からないときにオペレータIDで検索すると、その担当者が作成したものが出てくるように対応いただきましたが、便利ですね。
導入前は、アンケートが簡単にできるような仕組みが本当にありませんでした。それまで使っていたシステムはいわゆるCGIで、アンケートを作るには自分でHTMLを書かなければならず、どうしてもある程度の知識がないと使いこなせませんでした。「WEBCAS formulator」導入後は、誰でも簡単にアンケートが作れるようになったので、これは大きいと思っています。操作説明会は導入時に1度しか行っていませんが、最初に簡単なマニュアルを配り、まずそれを読んで、もし分からなければ質問してくださいとアナウンスしています。結構評判はいいですよ。使いやすいとか、簡単ですとか。基本的な操作方法の質問はありませんね。逆に、自分でコードを書いて作りたい、というプログラマよりの担当者からは、いろいろと要望が来ることはありますが。
いまのところ「WEBCAS formulator」で収集したデータは、利用している部署が単発で収集しているので、他の部署と連携が出来ていない状態です。しかし、答えた方のIDは特定できるので、このIDのユーザがどのようなアンケートに答えて、それがどういう結果だったのかなど、全社的に管理して活用していくというのが理想だね、という話は社内で上がっています。
アンケート・フォーム作成システム
WEBCAS formulator
PC・モバイル対応、回答数無制限で高セキュリティのアンケート・フォーム作成システム