導入事例
株式会社ヴァル研究所様
「数十万顧客の囲い込み、DMと連携した販促メールで、顧客とのリレーションを強化しています。WEBCASでメール配信が安全かつ高速に行えるようになりました。」
2007年10月05日掲載
ヴァル研究所様は、経路探索ソフトのパイオニア「駅すぱあと」の開発・販売の他に、ヘルスケア事業として、働く人々の健康生活をサポートする「健康生活ナビ」等のサービスを提供しております。なかでも「駅すぱあと」は、1988年の製品発売以来多くのユーザに利用されております。ヴァル研究所様には、その「駅すぱあと」ユーザとのメールを活用したコミュニケーションツールとして、当社のメール配信システム WEBCAS e-mailを導入いただいております。
今回は、プロジェクトのリーダーである 営業部 サービスセンター リーダー 作村 俊弘様と、メールマガジンの運用ご担当の 営業部 サービスセンター 好宮 靖人様に、WEBCAS e-mail導入の経緯や実際の運用などについてお話を伺いました。
好宮様:「2003年のWEBCAS e-mail導入前、当社では海外製のASPサービスを利用していましたが、そのASPサービスは、そもそもシステム上のオペレーションミスの多さと配信速度に問題がありました。
たとえば、テスト配信の段階で二重配信が行われたり、送信完了のフラグが帰ってこなかったりするなどの不具合が多かったのです。また、当時から配信数は数十万件にのぼっていたのですが、SMTPが1台しか用意されておらず、配信時間にすると丸一日はかかるなど非常に時間がかかり、運用に支障を来たしていたことが導入のきっかけといえます。」
営業部 サービスセンター 好宮 靖人様
作村様: 「それに、ASPはどうしても顧客情報を外部に委託しなければなりませんが、ヴァル研究所としては、その当時からお客様の個人情報の管理というものは強く意識して作業していたので、これからは、顧客情報の管理は全て自社で行いたいという思いがありました。」
好宮様:「ソフトウェアのバージョンアップのお知らせと、販促用のメールがほとんどでした。
メインの使い方は販売促進です。たとえば、ダイレクトメールをお送りして、それがユーザ様のお手元に届く頃にメールで「届きましたか?」とお知らせします。その後申し込みの期限が迫ったらメールでお知らせして、またその後発売日になったら発売開始のお知らせを送るといったように、段階的にユーザ様にプッシュしていくようなシナリオになっています。
他にもタイムリーな情報をお送りするといった使い方もしていました。メールの内容や目的は、今も昔も変わりませんね。」
作村様:
「少数の大手企業は取り組み始めていたと思いますが、当時はメールアドレスを取得しても、それはあくまで1対1でのユーザサポートのためで、メールによる販促活動に本格的に取り組んでいた企業はほとんどなかったと記憶しています。
当社はかなり初期から取り組んでいたことになりますね。当時は、通常の広告とは別に、自分が興味を持って会員登録しているところからのメールはお客様側でも新鮮だったようで、WEBCAS導入後もかなりの反響がありました。」
営業部 サービスセンター リーダー 作村 俊弘様
作村様:
「その当時から将来的にはHTMLメールの配信をしていきたいという構想がありましたので、HTMLメールの配信がWEBCASを導入することで実現する、しかも、ブロック配信が出来るというところが大きかったですね。営業の方にブロック配信のお話を伺って、『こんなことまでできたらすごいね』と夢が広がったというか(笑)。
そのほかの面では、他社さんではシステムを作りこんで数千万かかるというお話もありましたが、当社の規模からいって WEBCAS e-mail はコスト面からみてちょうど良かったのです。大手のSIerさんや他社ベンダーさんからも色々とご提案を頂いてはいたのですが、エイジア(現WOW WORLD)の社長さんにも非常に力を入れているシステムだというお話も伺い、『これだ!』という直感もありましてトントン拍子に決まりました。」
好宮様: 「WEBCAS e-mailで一番評価しているのは、クリックカウント機能ですね。すぐに集計に反映でき、状況を把握できるところが便利です。あとは配信のスピードが非常に早くなったのが導入のメリットでした。とにかくSMTPを複数台持てるというところが、現場サイドではかなり役立っています。ASP時代は1日以上かかって配信していましたが、今では数時間で済んでしまうので、とても助かっていますね。」
作村様: 「今は、当社がHTMLのメール配信する上で、エイジア(現WOW WORLD)さんやメール制作の協力会社さんなど、皆さん協力してくれるので、そんなに困ったことはありません。実際WEBCASはかなり安定して稼動していると思います。安定した運用はASP時代から一番望んでいたところですので、非常に満足しています。」
作村様:
「WEBCAS e-mail の導入後、HTMLメールを配信するようになりました。HTMLを配信して以前と変わったことといえば、メールを“顧客の囲い込みの手段”、つまり顧客と商品をより密接につなげるツールとして使えるようになったことです。WEBCAS e-mailの導入以降は、名前の差込ができて、補足情報や読み物的なコンテンツや投稿もののコンテンツなども入れられるようになったので、会員のお客様と双方向の繋がりを色濃く出したメ―ルが送れるようになりました。
またこれはメールに関しての私どものポリシーなのですが、エンターテインメント色の強いコンテンツ内容を送るなかでも、『駅すぱあと』の改訂情報やお客様が関心のある路線のダイヤ改正情報、ユーザご自分が持っている製品のバージョンに関する情報など、必要な情報を適切に伝えられるように工夫しています。ユーザコミュニケーションを意識したコンテンツ内容に、必要な情報を自然に加えるというのが今のメインの使い方ですね。」
作村様:
「当社の『駅すぱあと』もそうですが、WEBCASはかなり直感的に扱えますよね。どこに何を入力してどうすれば配信できる、ということが画面を見ればイメージできてしまう。かなり使いやすいインターフェイスだと思います。」
好宮様:
「実際、WEBCASの運用は私含め2名で行っていますが、もう1名の担当者は特に何の説明もしてないのに、何の問題なく使えていますね。」
好宮様:
「WEBCAS e-mail を活用してさらに進めていきたいのが、ブロック設定をうまく利用した的確な情報配信です。たとえば、『駅すぱあと』のイントラネット版をご利用いただいているユーザにはイントラネット版の便利機能をご紹介するなど、より効果的に訴求できる方法を模索したいと考えています。」
作村様:
「他には、駅すぱあとの年間契約をいただいているユーザを対象に、新しく『エキモ』という携帯電話向けのサービスを開始したのですが、その運用に関して、WEBCASを拡張することなども含めて今検討しております。携帯電話向けですので配信時間の設定など運用面で色々と対策を練らないといけませんし、『エキモ』ならではの表現なども色々と考えていきたいですね。」
メール配信システム
WEBCAS e-mail
毎時1,000万通以上の高速配信ができる、パッケージ市場シェアNo.1のメール配信システム