導入事例
株式会社アワーズ様
「3,000人以上のご支援者様にスピーディに感謝の気持ちを伝えることができました。メール配信システムの利用は初めてでしたが、こんなに簡単に配信ができるとは驚きでした。」
2020年12月24日掲載
和歌山県白浜町にある、動物園・水族館・遊園地が一体となったテーマパーク「アドベンチャーワールド」を運営されているアワーズ様は、クラウドファンディングの支援者にお礼メールを配信するため、2020年8月にメール配信システム「WEBCAS e-mail」を導入されました。ご担当者様に、WEBCASの選定理由や利用した感想などをお聞きしました。
WEBCASを選んだ理由
WEBCASの導入効果
アワーズは、和歌山県白浜町にあるテーマパーク「アドベンチャーワールド」を運営している会社です。2018年に開園40周年を迎えたアドベンチャーワールドは、「こころにスマイル 未来創造パーク」をテーマに掲げ、人間(ひと)、動物、自然とのふれあいを通して、来場者のその後の人生にプラスの影響を与えられるようなテーマパークを目指しています。およそ80万平方メートル(東京ドーム約17個分に相当)の敷地内には、140種1,400頭もの動物たちとふれあうことができる動物園と水族館のほか、観覧車やジェットコースター、ゴーカートなど、大人から子どもまで楽しめる遊園地も併設しています。
また、当園はジャイアントパンダやエンペラーペンギンをはじめとする希少動物の飼育と繁殖にも力を入れており、ジャイアントパンダの飼育数は国内最多です。2020年11月22日には、当園で17頭目となるジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生しました。
2000年にアドベンチャーワールドで初めてとなる赤ちゃんパンダ「良浜(らうひん)」が誕生し、それ以降17頭の繁殖に成功し大家族となっている。
クラウドファンディングのご支援者様にお礼メールを配信するため、メール配信システム「WEBCAS e-mail」を利用しました。クラウドファンディングの実施にあたり、未来の“とき”ずっと入園パスポート(無期限入園パスポート)やクラウドファンディング限定デザインエコバックなど、全部で12種類のリターン品を用意していました。リターン品によってメールでご案内したい内容が異なるため、リターン品別配信リストを作成し、ご支援者様に一斉配信しました。
アドベンチャーワールドは、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、2020年2月末から約3ヶ月にわたり臨時休園を実施しました。5月21日には和歌山県在住の方限定で一部営業を再開できましたが、それでも今までのように多くの方に来園いただくことはできませんでした。動物たちの健康を守るためには、休園期間中も食事代、水道代、電気代等の環境整備に多くの費用を投じる必要があり、飼育スタッフたちは感染症対策をして毎日交代で出勤していました。このような状況がしばらく続いたころ、アドベンチャーワールドや動物たちを心配する方々から「寄付をしたい」という温かいお声がけを次々にいただくようになり、「和歌山・アドベンチャーワールド 未来のSmile応援プロジェクト」と題したクラウドファンディングに初めて挑戦することにしました。
およそ3ヶ月間にわたりご支援を募ったところ、3,271名のご支援者様から総額70,701,000円ものご支援金が寄せられ、当初掲げていた目標金額500万円を大幅に上回る結果となりました。
クラウドファンディング「和歌山・アドベンチャーワールド未来のSmile応援プロジェクト」
メールの本文中にご支援者様のお名前を差し込み、感謝状画像のURLを添付したお礼メールを配信しました。クラウドファンディングのコースによってリターン品の発送時期や対応時期などが異なるため、それぞれのコースに応じたメールを作成しました。 当初は単発利用の予定でしたが、簡単に配信できることから、現在もご支援者様とのコミュニケーション手段としてWEBCASを継続利用しています。その一例をご紹介します。 ・返礼品の発送時期お知らせメール 寄付をいただいてからご支援者様のお手元にリターン品が届くまでにタイムラグが発生したため、ご支援者様を不安にさせないよう、「お届けについては〇月頃を予定しています」といった発送時期に関するメールを配信しました。 ・ご支援者様への確認メール お礼メールの配信だけでなく、アドベンチャーワールドのWebサイト上にご支援に対する感謝の気持ちを伝えるページを作成しました。このページにはクラウドファンディングの結果報告やご支援金額、ご支援金の使用用途とともに、ご支援者様(※希望者のみ)のお名前を本名で掲載させていただいています。そこで、掲載内容の確認のためのメールを配信しました。
無料のメールソフトやWebメールを使用することには限界があると感じたためです。 当社では応募制のイベントを開催することがあり、これまでOutlookを使用して多い時には数百名の方にご連絡を行ってきました。すべて手入力のため、「メールアドレスの入力間違いがないか」や「送信漏れがないか」などを何度も確認する必要があり、相当な時間と労力がかかっていました。このような経験から、今回これらの無料のメールソフトを利用して3,000名以上のご支援者様にメールを配信することは現実的でないと考えました。 また、OutlookやGmailなど無料のメールソフトですと ・1日の最大送信数に制限がある ・誤送信による個人情報漏洩のリスクがある ・大量送信することによって「スパムメール」と判断され、メールが届かなくなる可能性がある などの課題があることもわかりました。 今回当社としては「できるだけ早く、1人ひとりのご支援者様に確実に感謝の気持ちを伝えたい」と考えていたため、スピーディかつミスなくメールを送れるよう、一斉配信専用のシステムを導入することが妥当だと判断しました。
以前、エイジア(現WOW WORLD)さんにWEBCASの別製品について問い合わせをしたことがあり、それ以来営業担当の方が定期的に製品に関する情報を提供してくれていました。それがきっかけで、メール配信システム「WEBCAS e-mail」のことを知りました。
エイジア(現WOW WORLD)さんにお話を伺った際、「専任の担当者がメールの到達状況を常時チェックしている」「スパム業者にシステムを提供しない」など、メールの到達率を高めるために全社一丸となって取り組んでいることを知りました。また、官公庁や自治体、金融業界などセキュリティに厳しい業界への導入実績が多数あることから、WEBCASなら安心してメールを配信できると感じました。最終的にWEBCAS導入に至った理由は以下4点です。 (1)操作が簡単で使いやすい 今までメール配信システムを利用したことがなかったため、正直使いこなせるか不安でした。しかし、実際に操作デモを受けたところ、シンプルでわかりやすいユーザーインターフェースになっており、誰でも簡単に操作できるシステムだと確認できました。 (2)スピーディに導入できる プロジェクト終了後、すぐにお礼メールを配信したいと考えていました。WEBCAS e-mailのクラウドサービスは最短2日でアカウントを発行できるとのことだったので、とても魅力的でした。また、エイジア(現WOW WORLD)の営業の方が質問への回答や見積書の発行などを大変迅速に進めてくれたので、その点も好感が持てました。 (3)配信リストを自由に作って手軽に一斉配信ができる 当社は今回、外部のクラウドファンディングサービスを使ってプロジェクトを実施しました。そのサービスにはご支援者様全員に新着情報やメッセージを共有できる投稿ツールのような機能が搭載されていましたが、ご支援者様をセグメント分けしてメールを一斉配信できるような機能はありませんでした。WEBCASは、宛先リストをCSV形式でインポートして一斉配信できるプランがあったため、これなら「リターン品Aを選択した方」「リターン品Bを選択した方」のようにリターン品別の配信リストを作り、各ご支援者様に合ったメールを一斉配信できると考えました。
クラウドファンディングサービスから支援者情報をエクスポートし、リターン品別の配信リストを作成。各リストをWEBCASにインポートして一斉配信。
(4)1か月単位で利用できる 前述した通り、当初は「お礼メール」を送るために単発で利用したいと考えていました。WEBCASは1か月単位で契約ができるため、導入のハードルが低く、低コストで利用できる点が良いと思いました。
3,271通の配信があっという間に完了し、無料のメールソフトで一斉配信していた頃と比べるとまさに‟天と地の差”でした。WEBCASは配信ミスが起こらないように設計されており、ご支援者様全員に無事感謝の気持ちを伝えることができ、大変満足しています。実は、お礼メール配信後に何通かご支援者様からご返信があり、心温まるメッセージをいただきました。改めてアドベンチャーワールドは多くの方に愛されているテーマパークであると実感しましたし、ご支援者様からのメッセージが励みとなって臨時休園期間を無事に乗り越えることができました。
メールが届かなかった場合にはなぜ届かなかったのか、細かくエラー要因を把握できる「エラー分析機能」がとても便利ですね。例えば、エラー要因が「メールアドレスのドメインが存在しない」の場合には、ドメイン部分のみに目を向ければよいので、ドメインのスペルが間違っていないかを確認し、解決しない場合には直接電話する…といった要領で、エラー要因に対して適切なアプローチができるようになります。この機能のおかげで、今回お礼メールを届けられなかった一部のご支援者様にも最終的に感謝の気持ちを伝えることができました。 それから、テストメール配信機能もありがたいです。本配信前には自身のメールアドレスにテストメールを送り、内容に誤りがないかを確認し、誤送信防止に努めています。 このほかにもユーザー視点で考えられた機能が多く、安心してメールの配信作業を行うことができています。
機会があればイベントやコンテストの応募者に向けたメール配信においてもWEBCASを利用したいと考えています。
アドベンチャーワールドでは様々なイベントやコンテストを開催しています。現在(取材日2020年11月時点)は、「ハッピーパンダシーズン」として「アートで拡がる!パンダSmileコンテスト」を開催しており、「パンダ×Smile」をテーマにジャイアントパンダを題材にした、世界中にSmile(しあわせ)の輪を拡げる作品を募集しています。 今後、応募総数によってはこのようなイベントやコンテストでWEBCASを利用することも視野に入れていますので、引き続きサポートをよろしくお願いいたします。
メール配信システム
WEBCAS e-mail
毎時1,000万通以上の高速配信ができる、パッケージ市場シェアNo.1のメール配信システム