導入事例
株式会社イングファシリティーズ様
「SNSやアプリも有効ですが、メルマガは“最も濃い”お客様が読まれる、非常に有力な販促手段です。メール送り放題のWEBCASで、今後も効率よく売上アップに取り組んでいきます。」
2017年10月02日掲載
女性向けアパレルECサイト「INGNI STORE(イングストア)」の運営を手がけるイングファシリティーズ様は、メルマガ販促のツールとして2014年にメール配信システムWEBCAS e-mailを導入し、継続的に利用されています。運用ご担当者様に、WEBCASを導入した経緯や導入効果、メルマガとSNSとの違いなどについて話を聞きました。
イングファシリティーズは、ファッションブランド「INGNI(イング)」「allamanda(アラマンダ)」「INGNI First(イングファースト)」を全国150店舗に展開する株式会社イングの関連会社で、同ブランドの商品を扱うECサイト「INGNI STORE」の運営をしています。
「INGNI」店舗のお客様は10~20代のお客様が中心ですが、ECサイト「INGNI STORE」は若年層から30~40代まで、幅広い年代層のお客様が利用されています。
SWEETなアイテムからOLの仕事着まで、トレンドアイテムがリーズナブルな価格で揃うファッションECサイト「INGNI STORE」
イングファシリティーズはメール配信システムWEBCAS e-mailを使って、ECサイト「INGNI STORE」のメルマガ会員約20万名様に向けてメルマガ販促を実施しています。また最近はWEBCAS e-mailのAPIを利用して、商品発送完了メールの自動配信を実現する仕組みを構築しました。
以前は他社のメール配信システムを利用していましたが、そのシステムは料金体系がメールの配信通数に応じた従量課金制でした。当社は毎日メルマガを配信していることに加え、タイムセール施策等もスタートし、多い時は一日3通を超えるようになったため、かなり運用コストが高くなっていました。そこで、配信回数が多くても安価に運用できるメール配信システムに切り替えたいと考えました。
一つめは「WEBCASにはメール送り放題のプランがある」ことでした。
エイジア(現WOW WORLD)さんには当社の意向を組んでいただき、WEBCAS e-mailの定額制のプランをご提案いただきました。これなら予算を気にせずメルマガが送り放題になり、システム移行の目的であるメルマガの費用対効果アップを実現できると考えました。
もう一つは「WEBCASはメールを大量に配信しても到達率が高い」と、WEBCASの利用経験があったシステム担当者が推薦してくれたことです。当社は以前社内ツールでメールを一斉配信していた時期があり「送れば送るほど届かなくなる」という苦い経験をしていたため、メール配信システムの到達率の高さは非常に重要だと考えていました。
最後は「WEBCASは柔軟なデータベース連携機能がある」ことです。いずれ当社の会員データベースと連携することも想定していたため、今後の発展性があったことが後押しになりました。
以上の理由から2014年3月にWEBCASを導入し、現在も継続利用しています。
とにかくコスト増に悩むことなく、メルマガを運用できるようになったことが大きいです。圧倒的に低コストで運用できるようになりました。また、WEBCASの機能を活用して改善された点を2つご紹介します。
1.「メール配信速度」設定機能の活用で、アクセス集中を防げるようになった
「INGNI」の福袋は非常に人気がありまして、一気に告知したらアクセスが集中し、サーバはかなりの確率で落ちてしまいます。サーバが落ちるとその間売上は上がらないですし、問い合わせやクレームがカスタマーセンターに集中します。これを防ぐため、WEBCASを導入する前の福袋販売時期(11~12月)は、毎回メール配信リストを手動で分けて、同じメルマガを複数回セットして配信していました。この運用はとても煩雑で設定ミスが起きやすく、非常に問題だと考えていました。
WEBCASを導入した後は、WEBCASの「メール配信速度設定」機能を使ってこの問題を解決することができました。配信速度をわざと遅くして、朝から夕方まで均等に配信するよう設定することで、メールからのアクセス集中を簡単に防げるようになったのです。運用チームの業務効率が圧倒的に高まったので、とても助かっています。
2.メール配信APIで発送完了メールを自動化、物流スタッフの業務負荷を大幅に削減できた
以前物流チームでは、商品出荷直後に「発送が完了しました」というメールを手動で配信していました。お客様のご迷惑にならない時間に配信するため、出荷が完了した18時頃から19時頃までの限られた時間にメールを毎日セッティングしていたので、とても大変な作業でした。エイジア(現WOW WORLD)さんに相談したところ、「WEBCASのAPIを使えば発送完了メールを自動で配信できる」とご紹介いただいたので、早速実装しました。人手を介さず自動で配信できるようになり、物流チームの大幅な業務効率アップが実現しました。
簡単にご紹介します。
「毎日お送りしているINGNI STOREメルマガ」
新商品やセールのお知らせ等、様々な切り口で購入を促進しています。価格訴求の仕方などは社内にノウハウがある程度たまっているため、これをパターン化して運用しています。
「誕生日クーポンメール」
当月誕生日を迎える方に、毎月クーポンメールを配信しています。
「初回購入者向けクーポンメール」
若年層のお客様は好みのブランドがすぐ変わることが多く、二回目購入に至らないケースが多かったので、初回購入者にもクーポンメールを送っています。2回目の購入に進めば3回目の購入率がぐっと高くなるため、有効な施策だと考えています。
トレンドのアイテムやお得な情報を盛り込んだ「INGNI STORE」メルマガ
会員の誕生日月には20%オフクーポンメールを配信
トレンド商品やコーディネートの打ち出し方など、企画の方向性はおおよそ1~2カ月前に決めています。それ以外、セット販売、価格訴求といった価格戦略は、1週間など短いスパンで方向性を決めています。メールコンテンツの表現については、前日の配信結果を見て、運用チームが細かく調整してセットしているようなイメージですね。
現在Twitterフォロワーは約9万5千名、Instagramは約10万2千名、LINEは約5万名です。これに対し、メルマガ会員は約20万名と最も多いです。また、それぞれターゲット像も違います。例えばTwitter、Instagramは若めのターゲット、メルマガはさらに幅広いターゲット層になります。ですので、それぞれメッセージで訴求する商品もターゲットに合わせて変えています。
メッセージ内容については、SNSやアプリプッシュ通知は、特性上「メッセージを一つに絞る」必要がありますが、メルマガではお伝えできる情報を漏れなく盛り込んでいます。これはスペースの都合もありますが、メルマガ会員は「毎日送られるメルマガでの情報提供を希望し、かつ取捨選択される方が多い」ためです。実際メルマガでは、商品画像やお得感を訴求したバナー、下部のテキストリンクなど、様々な導線からお客様はサイトに流入し、商品購入に至っています。
またLINEやアプリのプッシュ通知を送ると、お客様は「すぐサイトやアプリに移動し、さっと離脱する」傾向にありますが、メルマガ会員様は、「ご自身の都合のよいタイミングでメールを開いてサイトに流入し、サイトをじっくりご覧になる」ケースが多いようです。
総じてメルマガ読者は他の通知手段と比べロイヤリティが高い方が多く、全通知手段経由の販売件数のうち約30%はメルマガ経由となっています。
とはいえ、メルマガを毎日じっくりご覧になる方はそういらっしゃらないので、メルマガ会員様がご自身の都合の良いタイミングでメールをチェックした時に魅力的な訴求ができるよう、日々制作しています。
先ほどご紹介した、二つのクーポンメール施策は現在手動で配信しています。今はカスタマーチームがノウハウを貯めるためにそうしているのですが、ゆくゆくは発送完了メール同様、クーポン施策もAPIを使った自動配信に切り替えて、業務効率化を推進していこうと考えています。
また今後は、従来のメルマガ施策に加えて、「お気に入り商品の値下げ通知」など、お客様の行動や在庫データ等と連動したメール自動配信施策もWEBCASで実施していきたいですね。今後も様々なメール施策を組み合わせて売上をアップさせたいので、引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
メール配信システム
WEBCAS e-mail
毎時1,000万通以上の高速配信ができる、パッケージ市場シェアNo.1のメール配信システム