導入事例
アン・コンサルティング株式会社様
「WEBCASに切り替えて、以前よりも細かいセグメント配信が可能になりました。“欲しい情報を欲しい人に”届けられるようになり、メールによる引き合いも増えています。」
2017年04月17日掲載
フリーエンジニア向け仕事紹介サイト「フリエン」の運営等を行うアン・コンサルティング様は、2016年9月にメール配信システムをWEBCASに切り替えて、セグメント別配信に取り組まれています。ご担当者様にWEBCASの運用方法や選定理由、導入メリットを伺いました。
※同社は2024年9月1日に、会社名を「株式会社ココナラテック」に変更されました。インタビュー当時は旧社名「アン・コンサルティング株式会社」で事業を行われていたため、事例本文は旧社名で掲載しています。
当社はフリーで働きたいITエンジニアと、エンジニアを必要とする企業をつなぐ事業を行っています。具体的には、ITエンジニアに特化した業界最大級のマッチングサイト「フリエン」を運営しています。また、エンジニアの人材紹介サービスやWeb制作事業なども行っています。
「フリエン」ではシステム開発や運用保守、アプリ開発、要件定義、ヘルプデスク、ゲームのキャラデザインなど幅広いジャンルの案件を扱っています。そのため、システムエンジニアやプログラマーだけでなく、コンサル、PM、ゲームクリエイター、デザイナー、ネットワークエンジニアなど様々なスキルを持つエンジニアが登録できることや、豊富な案件を紹介できることが強みです。
フリーランスITエンジニア向けの案件・求人・仕事サイト「フリエン」
現在、WEBCASで主に2種類のメールを配信しています。1つ目は「エンジニアをクライアント企業様に紹介するメール」、2つ目は「案件情報をパートナー企業様にお知らせするメール」です。
1. エンジニアをクライアント企業様に紹介するメール
個人情報は伏せた状態で、エンジニアの方のこれまでの経験やスキル、希望金額、人柄などをメールに記載しクライアント企業様にお知らせしています。この際、たとえばWebクリエーターの方を紹介したい場合にはWebクリエーターの人材情報を求めている企業様だけを抽出して配信するなど、条件を設定しメールを送り分けています。また、当社は東京と大阪に拠点があるため、関東と関西の地域別配信も行っています。
2.案件情報をパートナー企業様にお知らせするメール
案件内容や期間、案件を遂行する上で必要なスキルなどをメールに記載し、エンジニアを抱えている当社のパートナー企業様にお知らせしています。こちらも1つ目のメールと同じように、必要に応じてセグメント別配信を行っています。
また、どちらのメールもinfo@~などの代表アドレスからではなく、当社の各担当コンサルタントのメールアドレスから配信されるよう設定しています。
当社はデータベースと連動したメール配信ができるプランを契約しているので、あらかじめデータベースの項目に企業カテゴリや案件のジャンル、エリア(東京か大阪か)、担当コンサルタント名などを登録しておき、配信時に抽出条件を設定して送り分けをしています。
メール配信自体は行っていたのですが、現在のようなセグメント別配信はできていませんでした。そのため、たとえばWEBクリエーターを全く欲していない企業様にWEBクリエーターの情報が送られてしまうなど、お客様のニーズに合わないエンジニアを紹介をしてしまうこともありました。
厳密に言うとセグメント別配信機能自体はあったのですが、配信対象者をAグループ、Bグループ…のように縦割りで管理するイメージで、一度設定するとそのグループ毎の送り分けしかできず、配信対象をその都度柔軟に設定することや、条件を組み合わせて配信することが難しいシステムでした。
そこで、「本当にお客様が求めている情報だけを送る」「興味のない情報は送らない」というメールマーケティングを実現するため、システムの切り替えを検討することになりました。
「やみくもに一斉配信するのではなく、必要な情報だけをお客様に届けたいと考えました」(濱田様)
インターネット等で情報収集し、資料請求を含め10社以上のメール配信システムを比較検討しました。
WEBCASは、当社が重視していた次の3つの要件を満たしていたからです。
1.柔軟なセグメント別配信ができる
先ほどもお伝えしたように、今回のシステム切り替えでは「セグメント配信が柔軟に行えること」を必須要件としていました。WEBCASは「企業カテゴリ」「ジャンル」「エリア」など、当社が作成した様々な条件をその都度掛け合わせて配信対象を抽出できる仕様だったので、“一人ひとりのお客様のニーズに合った情報を届けたい”と考えていた当社にとっては、まさに求めていたシステムでした。
2.担当者別配信ができる
以前はinfo@~などの代表アドレスから配信していたため、受信者が一斉配信のメールだと気付きやすく、それだけでメールを見ていただけないケースがありました。そのため、差出人を各担当コンサルタントのメールアドレスにすることで、できるだけ目に留まるようにしたいと考えていました。WEBCASには担当者別配信機能が標準搭載されていたので、希望する運用が実現できるとわかりました。
3.標準プラン内でデータベースが複数持てる
今後はエンジニア専用のメール配信データベースを作り、「案件情報をエンジニアに送る」という施策も行いたいと考えていました。WEBCASは標準プラン内でデータベースを3つまで作成できると聞いたので、将来的にも導入メリットがあると感じました。
このほか、WEBCASのメール配信性能の高さも評価しました。実は複数のシステムを比較する中で、WEBCASよりも高度なデータベース管理ができるシステムがあったのですが、そちらはデータベース作成システムにメール機能が付属しているようなイメージで、大量のメールを配信するとエラーになってしまうなどメール配信機能の弱さが目立ちました。当社の目的は「複雑なデータベースを構築すること」ではなく「お客様一人ひとりに合ったメールを届けること」だったので、大量のメールを短時間で確実に届けられるWEBCASを選択すべきだと判断しました。
主な導入効果は以下です。
1.メール経由の引き合いが増えた
細かいセグメント配信や担当者別配信が功を奏し、以前よりもメールの返信数や電話での問い合わせ数が多くなりました。また、これまで「WEBクリエーターの情報なら欲しいが、一斉配信メールは送らないでほしい」と言われていたお客様にもメールが送れるようになるなど、配信対象者の母数を増やせたことも大きな成果です。
2.メール配信の作業時間が半減した
メールの配信設定が非常にラクになり、作業時間が半減しました。特にタスクのコピー機能が便利ですね。一度設定した抽出条件を使い回したいときや、同じエンジニアの方の情報を数日後に再度送りたいときなども、初めから設定する必要がないので助かっています。
3.「誰が対応すべきか」がすぐわかるようになった
以前はinfo@~などの代表アドレスから配信していたので、クライアント企業様がメールに返信をくれた際、「誰が担当しているお客様か」がすぐにわからず、その都度顧客リストを見に行くなど対応に時間を要してしまうことがありました。WEBCAS導入後は、お客様からの返信メールに担当コンサルタントの名前が記載されているので、誰が対応すべきか一目でわかり、お客様にも迅速に連絡できるようになりました。
「システムも使いやすく、総合的に満足しています」(髙櫻様)
先ほども少し触れましたが、WEBCASはデータベースを複数持てるということなので、今後はエンジニア専用のメール配信データベースを新たに作り、エンジニアに対して一人ひとりのスキルに合う案件情報をメールでお届けしていく予定です。定期的にメールでコミュニケーションを取っていれば、案件の切れ目などのタイミングで再度当社のサービスを利用いただけるのではないかと考えています。
また、HTMLメールを作成して開封率を取ることも検討しています。現在メールへの返信数や電話での問い合わせ数などで直接の効果はわかっていますが、「どのくらいの方がメールを開いてくれたのか」という一つ前の効果は測れていません。今後は開封率をチェックして「開いてもらいやすい件名」のパターンを探るなど、メールコンテンツの改善にも取り組んでみたいと考えています。引き続きサポートをよろしくお願いします。
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