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「遅延が許されない」携帯向け広告メールを高速配信

株式会社ビットウェイ様

ビットウェイ WEBCAS導入事例

「メガサイトに耐えうるモバイル向け高速メール配信能力と、キャリアブロックを回避する能力が必要でした」

  • コンテンツ&メディア本部 メディアビジネス部 部長三代川 裕一様
  • メール配信
  • アンケート
  • サービス業
  • ブランディング

ビットウェイ様は、凸版印刷株式会社の一事業部が分社化して設立された、デジタルコンテンツ流通サービスのパイオニアです。そのビットウェイ様が広告事業の拡大を目指し、2006年12月にスタートしたのが、業界初の完全無料デコメール素材取り放題モバイルサイト「デコ★ぱら」です。その立ち上げにあたって、会員登録システムから携帯向けメール配信システム、WEBアンケートシステムにいたるまで、WEBCASシリーズをご採用いただきました。

今回は、「デコ★ぱら」立ち上げのご担当である、コンテンツ&メディア本部 メディアビジネス部 部長 三代川 裕一様に、WEBCAS導入の経緯や、WEBCASを活用した社内の取り組みなどについてお話を伺いました。

メガサイトに耐えうるモバイル向け配信性能が必要だった

ー今回のシステム選定にあたり、要件はどのようなものだったのでしょうか。

「せっかく新しいプロジェクトを立ち上げるのなら目標は高く、ということで、今回「デコ★ぱら」を立ち上げるにあたり、会員数100万を超えるメガサイトを目指すという目標を課していました。そのため、会員登録システムの堅牢性はもちろんのことながら、キャリアさんのブロックを避けながら大量にメールが高速配信できる、携帯向けのメール配信システムが必要でした。というのも、「デコ★ぱら」のような無料コンテンツは広告媒体としてのメルマガ配信は必須であり、そのメルマガに掲載する広告のクライアントからお金を頂いている手前、メルマガはオーダーどおりの日時で遅延なく送信できなければいけません。当然ユーザ様にリアルタイムに、そして確実にメールを配信できるシステムでないといけないのです。実は、当社では以前から広告商品として携帯向けのグラビアポータルサイトを運営しておりましたが、当時のシステムではメルマガを配信する速度が非常に遅かったのです。
配信に丸一日掛かってしまい、深夜にメール配信が行われてしまったこともありましたので、そのような問題はどうしても解決しなければいけませんでした。」

コンテンツ&メディア本部 メディアビジネス部 部長 三代川 裕一様

コンテンツ&メディア本部 メディアビジネス部 部長 三代川 裕一様

コンテンツ&メディア本部 メディアビジネス部 部長 三代川 裕一様

WEBCASはシンプルで使いやすい操作性、拡張性の高さが決め手。導入もスムーズ

ーシステム選定にあたり、他社システムと色々と比較されたかと思いますが、なぜWEBCASをご採用いただいたのでしょうか。

「WEBCASはシンプルで使いやすかった。そこが重要なポイントでした。もちろん他社さんのデモも拝見しましたが、Flashなどでインターフェイスを色々と作りこんでいるシステムは逆に不安になりました。システムはシンプルで使いやすい方がオペレータには負担になりません。制作者はよかれと思ってがっちりと作りこんでしまうけれども、ユーザには逆に複雑で使いにくいのではないか、そんな印象を受けましたし、インターフェイスが複雑だとシステムの拡張性がないのではないかというところも懸念材料でした。

アンケートフォームシステムWEBCAS formulatorの使い勝手のよさは大きな魅力

ー他に何か決め手になったことはありますか?

「他に決め手になった点といえば、アンケートを簡単にいくつでも作ることができるWEBCAS formulatorですね。当社ではアンケートやプレゼント、各種キャンペーンを実施することが多いので、構築の手間が掛からず、誰でもWEBフォーム・WEBアンケートが作れるシステムは非常に魅力的でした。また当社のコーポレートサイトの採用申し込みフォームは、実は WEBCAS formulator を使っています。実際、システムの知識が全くない管理部の担当者が、問題なくフォームを作成していますので、大変使いやすいツールだと思います。特に管理部など直接売上が上がらない部署が、システム構築を担当部署に頼んだり、他社さんにお願いするというのはなかなか難しいところがありますので、そんなところを WEBCAS formulator で解決できるというのは嬉しいですね。色々な部署で減価償却費を分配できるというメリットもありますし(笑)。

また、今後サイトを立ちあげるにしても、会員登録システムは全て WEBCAS formulator で作成し、かつサイト単位でメール配信をするのもWEBCASで・・・という形にすれば、全体的にコストを削減できます。このように WEBCAS は将来的に色々と活用できるのではないかと考えています。」

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セグメント別高速メール配信で広告商材の価値向上を狙う。
配信・分析などのオペレーションも手間いらず

ー「デコ★ぱら」では、会員様の携帯電話向けメール配信に関してはどのように運用されているのでしょうか。

「内容は大きく分けて3種類で、まず会員登録後に送信されるサンキューメール。こちらはセグメント別に配信していませんので、そこをカバーするために、会員登録から一日後にメールを送るようにしています。これを私どもはファーストメールと呼んでいるのですが、ファーストメールは例えば20代の女性に絞って何通送る、というように、クライアント様のご要望に合わせて、セグメント別に配信しています。このようにセグメント別に配信する事によって、ユーザ様への訴求効果を狙っています。あとは通常の定期的に配信するメールマガジンです。これらのメールは全て広告媒体であり、クライアント企業から広告を出稿していただいています。
メールのライティングなど、運用に関しては、サイトごとにプロジェクトリーダーが一人、サポートが一人という体制で行っています。配信に関しては事前に設定して自動配信しておりますので、嬉しい事にほとんど手間がかかっていません。 また、WEBCASの分析機能のクリックカウントですが、これが非常に役に立っています。といいますのも、メルマガに出稿してくださっている広告主様へのレポートを必ず提出しなければなりませんので、その際にWEBCASのレスポンス分析レポートを活用しています。また、つい最近ですが、WEBCASでデコメールも配信しました。こちらに関しては、もの珍しさもあるのか、非常に広告のクリック率が高いですね。」

メルマガ配信は他サイトでも活用し、手間が掛からない運用方法に

ーWEBCASは、複数のデータベースにカスタマイズなしに連携するところも評価していただけたのかと、こちらでは考えているのですが。

「データベース連携に関しては、「デコ★ぱら」とは別に、まず有料のPC向けコンテンツダウンロードサイト「クラブビットウェイ」でやっていこうと考えています。現状「クラブビットウェイ」では、ユーザさんが新規登録した、もしくは退会した、というデータの洗い替えが自動で行われず、毎回データを更新してCSVデータをインポートして配信しています。今のままではオペレータの手間が掛かる上に、事故が起こる可能性も高い。その対応策として、自動的にデータを書き替えてもらって、退会したユーザにはもう送らないようにWEBCAS側で自動設定してもらい、オペレータがメルマガ制作に集中できるように環境を整えたいと考えています。」

メール配信はデータベース連携機能を活用し、より高度な活用方法を模索したい

ー「デコ★ぱら」は開始早々、会員登録数が約1ヶ月で10万人を突破した、というニュースが発表されていましたね。

「おかげさまで大変好評をいただいておりまして、現在(※2007年5月現在)会員登録は延べ43万人ほどになっております。ただ、退会されるユーザ様もいらっしゃいますので、今後は退会率を下げていくことが課題だと考えています。」

ーWEBCASを使って、今後ビジネスをどのように展開していこうと考えていらっしゃいますか?

「WEBCASの複数データベース連携機能を使って、今当社が保有している顧客のコンテンツ購入データをうまく活用し、客単価を上げていこうと考えています。具体的に申しますと、当社が蓄積している顧客データベースとWEBCASを連携させ、購入情報を基にパーソナライズメールを配信していきたいですね。 また、当社では多くのサイトを運営していますが、それぞれのサイトでもWEBCASを積極的に活用しようと考えています。特に取り組んでいきたいのが、現在当社で売上を伸ばしている携帯コンテンツ事業の電子書籍サイト「Handyコミック」です。
「Handyコミック」など電子書籍に関しては、これからは会員にきめ細かい対応をしていかなければ生き残っていけない時代になっていると思いますので、WEBCASを活用して会員に対しOne to Oneのサービスを展開していきたいと考えています。といいますのも、電子書籍の課金制度は、現状キャリアごとに月額課金と件数課金とに分かれるのですが、件数課金の場合、例えば1巻を読んだら、次の2巻目がリリースされても気づかずにそのままユーザ様が離れていってしまうことが多いのです。そこをうまく囲い込むために、WEBCASを使って、コミックの第一話を読んだユーザ様に対して、第二話がリリースされたらリマインダーメールを送って、再購読を促すような仕組みを作ってはどうか、と社内でも話し合っています。」

コンテンツ&メディア本部 メディアビジネス部 部長 三代川 裕一様

コンテンツ&メディア本部 メディアビジネス部 部長 三代川 裕一様

ー管理部様もformulatorを活用していらっしゃるとのお話でしたが、今後他にも他部署の方もWEBCASを活用される可能性があるのでしょうか。

「そうですね、社内ではWEBCASが大分認知されてきています。最初は、私が『WEBCASはんなにすごいんだ』と言ってもなかなか判ってもらえなかったのですが、システム主導で業務を改善していく中で、もっとメルマガを使っていこう、というような動きになってきましたね。 私の部署では今後広告として使っていきますが、また別の部署でもどんどん活用して、より高度な活用方法に挑戦していきたいと考えています。」

ー本日はどうもありがとうございました。

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ユーザ企業様プロフィール

商号

株式会社ビットウェイ

設立

2005年10月3日

資本金

5億2,200万円

代表者

代表取締役社長 小林 泰

従業員数

約100名

事業内容

デジタルコンテンツの仲介によるキャリアおよびポータルサイトからの収益事業

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