導入事例
三井物産株式会社様
「三井物産『サス学』アカデミーご参加の方の要望から、メルマガを開始しました。リスクの少ないシステムを、短期間で選ぶ必要がありました。」
2015年03月05日掲載
三井物産株式会社 環境・社会貢献部では、子供向け教育プログラム 三井物産「サス学」アカデミーの活動を伝えるため、メルマガをスタートされました。同社環境・社会貢献部 次長 斎藤 整様に、「サス学」の取り組みやメール配信システムWEBCAS導入の経緯、システム選定基準、活用法などについて詳しい話を聞きました。
三井物産は、金属、機械・インフラ、化学品、エネルギー、生活産業、次世代・機能推進の6分野において、全世界にある営業拠点とネットワークを生かして多様な商品とサービスを提供している総合商社です。こうした各種事業を多角的に展開することに加え、CSR活動も積極的に推進しています。2014年3月期の売上高は連結で11兆1,656億6千万円、連結従業員数48,090名、東証一部に上場しています。
三井物産では、WEBCAS CRM※を、子供向け教育プログラム 三井物産「サス学」アカデミー公式メルマガの会員登録システムおよびメール配信システムとして利用しています。2015年1月に本格的な運用を開始しました。
「サス学」アカデミーメールマガジン会員登録画面
【エイジア(現WOW WORLD)注】
WEBCAS CRMとは、顧客管理システム(データベースの構築、会員登録フォーム、ユーザによる登録情報更新機能を含む)、メール配信システム、アンケートシステムの機能がトータルで利用できるクラウドサービスです。
詳細はこちら→ https://www.webcas.jp/crm/
「サス学」アカデミーは、未来を担う子供たちに、持続可能(サステナブル)な未来を創る力を育むための学び「サス学(サステナビリティ学)」を提供する教育プログラムです。これは三井物産が社会貢献活動の一環で開始したプロジェクトで、2014年に夏休み期間の5日間をかけて、初イベントを三井物産本社で行いました。 内容は、“未来の仕事”をテーマに、三井物産の活動をヒントにしながら仕事について「学ぶ」、未来の仕事を「考える」、考えたことを「伝える」という3つのステップで、子供たちが“持続可能な社会に向けた様々な問題の解決につながる未来の仕事を考える”というものです。小学4年生から6年生までの参加者30名全員が、誰一人最後まで休むことなく、楽しみながら真剣に取り組みました。
イベントは大変好評で、子供たちの保護者の皆様からも「こうしたコミュニティを作ってほしい」「情報を送ってほしい」という声が多数寄せられました。メルマガかFacebookどちらにするか迷いましたが、アンケートを取るとほとんどの方が「メルマガなら賛成」だったため、メルマガをスタートすることにしました。
メルマガ創刊号はイベント参加者限定で、手作業で配信しました。このような規模なら手作業でも問題なかったのですが、「この活動をより多くの方に知ってもらおう! その為にも今後「サス学」メルマガをオープンなものにしよう!」ということになり、メルマガ会員を広く募集することになりました。常にホームページで会員を募集するとなると、手作業で行っていた業務を効率化しなければうまく回りません。そこで、会員登録の仕組みとデータベース、それに連動したメルマガ配信サービスの利用を検討することになりました。
一般的に我々のような総合商社がメルマガを配信する例は多くなく、円滑な運営ができる様、システム選定は慎重に行う必要がありました。
そのような状況で、協力会社の紹介とインターネット検索をもとにシステムを数点ピックアップし、以下の点を重視して比較検討を行いました。
●三井物産のクラウドサービス利用の事前チェック
クラウドサービスの利用にあたっては、サービス品質のバラツキやセキュリティ事故などに十分注意する必要があります。従い、データ管理、セキュリティ対策、技術面でのサービス内容などクラウドサービス利用の事前チェックを行い、WEBCASは当社のセキュリティ要求を満たしていることを確認しました。
●担当者の対応
また、エイジア(現WOW WORLD)担当者の対応も信頼に値するものでした。システム選定中、セキュリティについてなど様々な質問をしましたが、エイジア(現WOW WORLD)の担当者は、詳細な資料を提示しながら常に的確、ていねいに回答してくれました。コストや効率が最優先で人的サービスが不足している会社もありますが、やはり人が対応してくれた方が何事もスムーズで、我々の理解も早いです。エイジア(現WOW WORLD)なら、メルマガ運営に慣れていない我々を支援する体制も整っていて、契約後も真摯に対応してくれるだろう、と期待できました。
「会社の体制が整っており、安心して任せられると思いました」
●導入実績
また、システムの安全性や安定性の判断材料になるため、導入実績は社内で重視した要素の一つです。WEBCASは、メール配信ボリュームが膨大な大手通販会社をはじめ、セキュリティが重視される官公庁や独立行政法人などの公的機関、業務でご一緒したことのある大手メーカーや商社などで利用されていることも安心感につながりました。
これらの要素を総合的に鑑み、WEBCASを利用することに決めました。おかげさまで、システム選定開始から約1か月後、無事にメルマガを配信することができました。
WEBCASを使ってみて感じたことは大きく分けて2つです。
1.運用がラクになった
以前から配信業務は一部協力会社に委託していましたが、WEBCASに移行してからは、当社・協力会社ともに、運用が格段にラクになりました。
たとえば、これまで手作業で管理していた配信リストはデータベースに自動蓄積されるようになりましたし、以前別システムで行っていた「本配信」と「テスト配信」は、一つのシステムでできるようになりました。また我々はこれまで、メール配信結果を協力会社に都度連絡してデータ送付を依頼していましたが、WEBCASの管理画面でいつでも確認できるようになり、連絡の手間が省けました。
2.安心できるサポート体制
期待していたサポート体制にも非常に満足しています。操作などでわからないことがあればサポート窓口に相談していますが、エイジア(現WOW WORLD)サポート担当は当社と同じ画面を共有しながらフォローしてくれますので、不明点や疑問点はすぐに解消しています。
工夫と言えば、「メルマガ登録者に忘れられない」よう仕掛けているところでしょうか。
「サス学」アカデミーmagazine(メルマガ)は隔月配信なので、タイミングによっては、会員登録してから次のメルマガが届くまで数十日、間が空いてしまいます。これだと「登録したことすら忘れられる」こともあるでしょう。そこで、WEBCASのフォローアップメール機能を使って「登録した翌日に、メルマガ最新号を送る」よう設定しました。これにより、「サス学」への興味度が高い時期に、タイムリーにメルマガを届けることが可能になりました。
実は、このアイデアはエイジア(現WOW WORLD)の担当者から教えていただきました。WEBCASのメルマガ配信機能には当然期待していましたが、このフォローアップの機能は期待以上でした。教えていただいた後すぐ設定しましたが、おかげさまで好評です。
2014年夏のイベントの後、12月に行われた環境展示会「エコプロダクツ2014」の三井物産ブースで「サス学」アカデミーのミニ・ワークショップ「キヅカイで未来を変えよう!」を行いました。三井物産の社有森にちなみ、子供たちに木を使うことの大切さを知ってもらい、その木づかいアイデアを考えてもらいました。中には、実際に商品化にされているアイデアもありました。我々も「サス学」には手ごたえを感じており、今後もこの活動を様々な形で積極的に推進していく予定です。
これに合わせて、WEBCASもどんどん活用していきたいと考えています。たとえば、イベント会場でのWebアンケートやメルマガ会員登録の促進など、様々な用途で活用していきたいですね。これからも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
顧客管理システム
WEBCAS CRM
会員を集めて管理し、メルマガやアンケートでコミュニケーションができるお手軽CRM