導入事例
ギャガ株式会社様
「映画宣伝業務の中でも重要なマスコミ向け情報発信を実施。各種運用コスト削減、業務効率化をWEBCASで実現しています。」
2012年04月20日掲載
映画配給会社・ギャガ株式会社様は2008年にメール配信システム「WEBCAS e-mail」を導入、現在も継続利用されています。同社宣伝部 安倍 理紗様に、活用内容や導入の経緯などについて詳しく伺いました。
ギャガ株式会社は、国内外の映像コンテンツの配給事業を行う映画配給会社で、買い付けた映画の興行収入やDVD販売等により売上をあげています。近年は業容拡大のため、関連会社と連携してモバイルソーシャルゲームの企画を推進したり、人気アーティストのライブビューイングや展覧会のシアター上映を手掛けたりなど、新しい分野にもチャレンジしています。
私は当社が扱う映画全般のインターネットにおける宣伝業務を担当しています。映画公式サイトの運営や、FacebookやTwitter等のソーシャルネットワークサービスの運用、また、作品に添ったWEBサイトでのキャンペーンの立案、出稿サイトの選定等です。
当社は現在WEBCASを、主に映画宣伝活動の中でも重要な「報道関係者向けの情報発信」に活用しています。
宣伝部が行う業務として、映画の邦題の決定から、予告編・ポスター・チラシ・公式サイトなど宣伝ツールの製作、TVや新聞露出を見込んだイベント企画や、監督や俳優の来日アテンド、記者会見、各種メディアでの出稿の検討など、非常に多岐にわたります。まずはマスコミの方々に当社の作品に関心を持っていただき、それを通じて劇場に足を運んでくださるお客様一人一人に作品の認知、興味奮起を促すため、様々な施策を考え、協力会社と実現しています。
このように我々が用意したニュースを、マスコミ関係者向けにWEBCASを使ってメールで告知しています。このメールを起点に、メディアに記事として取り上げていただいておりますので、非常に重要な役割を担っています。
WEBCASで配信している報道関係者向けメールの内容は、配給決定の情報から、邦題決定、様々な映画祭への出品・受賞結果の報告、イベントや記者会見、試写会のご案内、イベント開催後のレポートや興行収入成績報告など、各種メディア掲載に結び付きそうな情報を、都度タイムリーにお届けしています。情報発信は週2~3回ほどになります。
本来の「映画の魅力を惜しみなく伝え、マスコミの方に取り上げていただく」という目的を考えると、手間やコストがかかっても、画像等が入れ込める表現力豊かなHTMLメールの効果は無視できません。当社では、協力会社に制作を委託して、HTMLメール配信を継続して行っています。基本的には毎回HTMLメール/テキストメールのマルチパート配信を行っており、内容やタイミングによってはテキストメール配信のみ行うこともあります。
報道関係者向けにWEBCASで配信しているHTMLメールの例
配信対象は、当社の報道関係者向け素材提供サイト「ギャガ プレスキット」の会員です。「ギャガ プレスキット」会員は、テレビや雑誌、新聞、各種Webメディア、ライターといった報道関係者がメインで、約4,000名様。中には劇場関係者、キャンペーンタイアップ先の企業、書店や広告代理店担当者の皆様にもご登録いただいております。
報道関係者が記事掲載のための素材をダウンロードしたり、最新ニュースを閲覧できる会員限定サイト「ギャガ プレスキット」。会員登録時にメルマガが登録でき、サイト内でもHTMLメールのバックナンバーが閲覧可能。
© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Américaine - JD Prod - France 3 Cinéma - Jouror Productions - uFilm © RUBY FILMS (JANE EYRE) LTD./THE BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2011.
2010年より年賀メールの配信をスタートしました。毎年ハガキで行っていた新年のご挨拶をWEBCASを使ったメール配信に切り替えたのですが、コスト削減および業務効率化の効果が顕著に表れました。配信先は、前述の報道関係者に加え、名刺データ約6,000名分でしたが、これらの郵送費はもちろん、宛名ラベル貼り付け等の煩雑な作業が全て削減できました。また、複数担当者から特定の方に送られていた年賀状も一本化できましたし、HTMLメールなら作品ビジュアルの訴求や、そのまま「予告編をご覧ください」と、作品公式サイトへスムーズに誘導できますので、早期作品の認知・訴求効果も高められたと思います。
【エイジア(現WOW WORLD)注】
ギャガ様の上記事例につきましては、WEBCAS e-mailのCSVインポートメール配信機能をお使いいただいております。大規模なデータベースの構築をしなくても、手持ちの顧客リストを組み合わせるなどして、配信対象を柔軟に設定できますので、年賀メール配信のような用途に向いています。
2008年にWEBCASを導入したのですが、当時当社では、他社メール配信ASPを利用して、数万人の一般会員向けにメールマガジンを配信していました。その時課題となっていたのが、月額数10万円かかっていたランニングコストです。私たちが宣伝活動の一部であるメルマガに割ける予算は限りがあったため、エイジア(現WOW WORLD)さんに私たちのコスト面の課題に加え、「今後やっていきたいこと」を正直にご相談しました。その結果、当社の課題を解決できるご提案をいただけたので、WEBCASを導入しました。
メルマガ配信のランニングコストをWEBCAS導入で50%削減しました
映画試写会プレゼント等、各種Webキャンペーンの応募を受け付ける、複数の登録フォームの設置です。それだけでなく、「どのキャンペーン・媒体から応募があったのか」という情報を把握できる機能も求めていました。この機能は、広告媒体やキャンペーン自体の効果検証に加え、当選メール配信業務の簡素化のために必要でした。さらに、キャンペーン応募と同時にメルマガ会員登録ができるようにして、効率的にメルマガ会員獲得につなげたいと考えていました。
以前利用していたメルマガ配信システム提供会社は、このようなキャンペーン応募受付システムはそもそも提供していませんでしたし、応募フォームの設置に、フォーム1つで10万円ほどかけて外注する必要がありました。そのためWebキャンペーン自体を1つのメールアドレスに応募いただくという、集計にも大変手がかかっていたのが実情でした。
エイジア(現WOW WORLD)さんとは、上記の当社の事情を踏まえて要件を詰めたのですが、最終的に我々の要望にぴったりの、「キャンペーン受付とメール配信が連動した仕組み」を安価なコストで提案頂いたため、採用しました。
キャンペーン応募フォームのイメージ
コスト削減効果が最も顕著で、メルマガ配信機能の月額費用を約50%削減することができました。キャンペーン応募フォームの運用に関しては、Webキャンペーン実施に対するハードルがなくなり、柔軟に実施できる体制が整ったことがメリットといえます。
映画宣伝という仕事は一見華やかだと思われがちですが、実際は、地味で忍耐力が必要な業務も多く、業務量が多いのが実情です。実はWEBCAS導入時期はとても忙しい時期でしたが、エイジア(現WOW WORLD)さんには、ハードルの高い「システム移行」というプロジェクトを、私たちの要望にあったピンポイントな提案と、的確な運用サポートでリードして頂き、結果的にコストダウン・効率化という成果をあげることができました。現在も問い合わせ等にスピーディに対応頂き、感謝しております。 今後も引き続きメルマガ配信でお世話になると思いますので、適宜サポートいただけるよう、引き続きよろしくお願いいたします。
メール配信システム
WEBCAS e-mail
毎時1,000万通以上の高速配信ができる、パッケージ市場シェアNo.1のメール配信システム